30代のもやもや特別編 もやもやBBQ(6)

●Fさん(女性/36歳/外資系企業マーケティング職)

 まさか今の年になるまで、家庭を築いていないとは想像しなかった…!

 パートナー探しがこんなに難しいとは…。私の周りは同様にここでつまづいている女性がこれでもかというほどいる。自分はともかくとして、皆ステキな女性ばかり。

 一方まともな男性は見事に皆結婚している。既婚者は妙に積極的なのに肝心の独身者は草食だったり珍獣だったり…。
 どうしてこんなことになっちゃったんだろう…とか、今後の身の振り方どうしよう…などとモンモン考えては結局堂々巡り。完全に諦めるにはちょっと早い年齢なのがまたツラいところ。
 このなんというか、永遠に宿題が終わらないような落ち着かない感じ、いつまで続くんだろう。

 

素晴らしいもやもやっぷりである。「永遠に宿題が終わらないような気分」という表現は的確だなあ。誰から与えられたのかわからないけれど、なぜか僕たちはいつも「宿題」に追われている。

30代がグズグズしちゃうのは年齢の中途半端さによるところが大きいと思う。Fさんが言うように、「完全に諦めるにはちょっと早い年齢なのがまたツラい」のだ。

いつまでもグズグズしたいけど、外的な要因は待ったなしで迫ってくる。結婚するのかしないのか、子供をつくるのかつくらないのか、会社を辞めるか辞めないか、家を買うか買わないか。

仕事の現場では「中堅」扱いで、誰も教え導いてはくれない。後進の育成を期待されたりする(えっ、僕が?)。親は年老いてもはや頼れる存在ではない。むしろ親孝行する時期だ。

20代はもっと内面的だった。「自分とは何者か」「どんな仕事に向いているのか」などをひたすら考えて、道を模索していた。今から考えると、深刻だけど贅沢な時期だったと思う。

僕たち30代には大きな決断までに残された時間は少ない。5年以内ではなく、5か月以内に決めることを迫られている感覚なのだ。あー、どうしよう。とりあえず今日は考えたくない。

 

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このブログは、青年と中年の間であるところの30代特有の「もやもや」について書いていきます。仕事、恋愛、お金、、、の悩み。30代は忙しいです。

文/大宮冬洋(おおみや・とうよう) 1976年生まれのフリーライター。ビジネス誌や料理誌などで幅広く執筆中。著書に『30代未婚男』(共著/NHK出版)ほか、最新刊に『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)。食生活ブログをほぼ毎日更新中。

絵/堀 道広(ほり・みちひろ) 1975年生まれ。マンガ家、イラストレーターとして活躍する一方、割れた陶器を漆で修復する「金継ぎ部」を主宰。著書に『青春うるはし!うるし部』『耳かき仕事人サミュエル』。

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大宮冬洋

おおみや・とうよう
1976年生まれのフリーライター。ビジネス誌や料理誌などで幅広く執筆中。著書に『30代未婚男』(共著/NHK出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』(ぱる出版)ほか。食生活ブログをほぼ毎日更新中。
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