甘煮より簡単! 栗のはちみつ漬け(再)

栗の手軽な保存食といえば、甘煮ですが、
中川さんは甘煮の代わりに、はちみつ漬けをつくります。

「くりの甘煮は、砂糖で甘みをつけますが、
わたしは自然なやさしい味のはちみつ漬けのほうが好きです。
はちみつは使う種類によって味が変わるのも楽しい。
今回は、アカシアと同じくらいポピュラーな百花蜜のはちみつで漬けましたが、
みかん、そばもおすすめです。
みかんのはちみつでつくると、爽やかであっさりした味。
そばのはちみつでつくると、こっくりと深みのある味わいになります」
と、中川さん。
 
このままお茶請けにしたり、刻んでトーストやアイスクリームにのせて楽しめます。
中川さんは、パウンドケーキやマフィンなどの焼き菓子によく使うそうです。
 
 
栗のはちみつ漬け
 
材料(つくりやすい分量)
栗 500g
はちみつ 適量
くちなしの実 1コ
 
1 栗はたっぷりの水につけて一晩おきます。すぐにつくりたい場合は、水ではなく熱湯に1時間つけてください。
2 水または熱湯を捨て、栗の水けを拭いて鬼皮をむきます。続いて渋皮をむき、乾燥しないようにすぐに水につけます。渋皮が残るとえぐみが出るので、実に残らないように丁寧にむきましょう。
3 鍋に栗を入れ、かぶるくらいの水を加えます。くちなしの実を半分に折って加え、中火にかけます。沸騰したら弱火にし、栗に火が通るまでゆでます。竹串がスーッと通ったら、ゆで上がり。ゆですぎると柔らかくなりすぎて、割れたり、くずれたりするので要注意。くちなしの実は栗の発色をよくするために入れるので、手に入らなければ省いてもかまいません。
4 火を止めて粗熱を取り、栗を1コずつペーパータオルで水けを拭き、保存瓶に詰めます。
5 4にはちみつを加えてふたをします。冷蔵庫に入れて1日おいて味がなじんだら、食べごろです。冷蔵庫で2~3週間保存可能。

 
次回は、栗のはちみつ漬けの展開保存食をお届けする予定です。
 
料理・中川たま
(なかがわ・たま)神奈川県逗子市在住の料理研究家。友人・どいちなつさん、オズボーン未奈子さんとともにケータリングユニット「にぎにぎ」で活動後、2008年に独立し、雑誌、イベントなどで活躍。季節の食材を使った常備菜や保存食づくりが得意。著書に『「たま食堂の玄米おにぎりと野菜のおかず」』(主婦と生活社)がある。
神奈川県鎌倉市で週に2回(木曜と金曜)、料理教室と食堂「Atelier Lim」を開催。
ご本人のブログと食堂のブログを持っている。
 
撮影・公文美和

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神奈川県の逗子在住の料理家・中川たまさんの、季節の手仕事をお届けします。

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中川たま

(なかがわ・たま)
神奈川県逗子市在住の料理研究家。友人・どいちなつさん、オズボーン未奈子さんとともにケータリングユニット「にぎにぎ」で活動後、2008年に独立し、雑誌、イベントなどで活躍。季節の食材を使った常備菜や保存食づくりが得意。著書に『「たま食堂の玄米おにぎりと野菜のおかず」』(主婦と生活社)がある。神奈川県鎌倉市で週に2回(木曜と金曜)、料理教室と食堂「Atelier Lim」を開催。ご本人のブログと食堂のブログを持っている。

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『NHKきょうの料理』編集部

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