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小川恭弘さんに教えてもらった南房パラダイスの魅力 その3

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◆サボテンのトゲはレコード針にも使われた!?

小川さんに教えてもらう南房パラダイスの魅力紹介も第3弾だ。3回目にしてまだ連続温室の紹介だが、南房パラダイスの連続温室は11もの温室が繋がっているので仕方ない。

サボテン温室の異国情緒は魅力的だ。中でもやはり目を引くのは金鯱 Echinocactus grusonii 。開園当初からいるという金鯱たちは、どれも巨大化している。

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金鯱

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金鯱のトゲのアップ。物資不足の時代には、このトゲをレコード針に使った人もいたらしい。小川さんからの情報である。たしかに固くて立派なトゲだ。こういった太いトゲは皮膚に刺さると痛いが抜けやすい。逆に細かい毛のようなトゲのサボテンは刺さると抜けにくく危険なので触らないように注意して欲しいとのこと。

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この花はクマツヅラ科のキバナヨウラク Gmelina hystrix。寺院の天井などからぶら下がっている瓔珞(ようらく)に似ているためについた名前だ。

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人気の熱帯花木のデュランタだが、斑入りのこの品種は、オレンジ色の実もかわいらしかった。

◆鳥、蝶、ゾウガメ、さすがパラダイス

南房パラダイスの見所はじつは植物だけではない。
連続温室の最後は、トロピカルバード温室だ。温室内に熱帯の鳥たちが放し飼いにされており、頭上や植物の間に珍しい鳥たちを見ることができる。

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世界最大のハトと呼ばれるカンムリバト。貫禄がある。

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ラマのシロ。つば吐くのが得意技。じつは南房パラダイスの園長らしい。小川さんの冗談かと思いきや、看板にも公式サイトにも書いてある。これはご挨拶をしなければと思い名刺を出したら食べられた(最後の一文のみ嘘です)。

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アルダブラゾウガメのダブとアル。推定年齢50歳とのこと。

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エミュー(おいしいらしいと小川さん)

トロピカルバード温室と同じく人気なのが、世界の蝶を放し飼いにしている蝶館だ。ひらひらと蝶が舞い、楽園気分が味わえる。

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写真はオオゴマダラ。非常に優雅に飛んでいる。

sanagi
オオゴマダラのサナギ。メタリックで作り物のようだが本物。

植物と鳥、蝶、動物たち。
南房パラダイスは一日中楽しめる。
夏は子どもたちが遊べるプールもある。首都圏からもアクアラインを通れば結構近い。日帰りも可能な距離だ。あなたの今後の行楽の候補地の一つにしてくれれば、ここまでレポートを書いてきた身としてはうれしい。

そして南房パラダイスだけではなく、全国には魅力的な植物園がたくさんある。
ぜひ旅行や出張の際には、その地域の植物園に足を運んでほしい。家庭では育てることが無理な性質やサイズの植物を見ることができるし、植栽などは自分のガーデンの参考にもなるからだ。

全国の植物園は「みんなの趣味の園芸」全国植物園ガイドを参考にして欲しい。

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連続温室と赤く色づいたホウキグサ(コキア)


残念ながら2014年3月31日をもちまして
南房パラダイスは閉園しました。

小川恭弘さんは「みんなの趣味の園芸」の植物図鑑の執筆も担当中

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