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その46 がとがと、な鍋

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朝ドラ「あまちゃん」の中で、よく使われて話題の「じぇじぇ」。
北三陸地方でも、一部の地域の人たちが使う、
ピンポイントな方言らしいですね。

今回は、同じようなローカル方言で、私が気に入っている、
「がとがと」という言葉をご紹介します。
聞いたことがあるという方、いらっしゃいますか?

私の父の郷里、佐賀県の一部の地方で
使われている言葉、「がとがと」。
一部の、というのは、私は父や父方の親戚が発するのを
時々耳にするのですが、ネットなどで調べても
全然ヒットしないので、使用されている地域が
かなり限定された言い回しらしいのです。

「がとがと」を、同じように一言で言い表す
東京の言葉はないのですが、英語なら「reasonable」に近いでしょうか。
「値段に見合った価値がある」というような意味です。
例えば、100円ショップで買ったものが使いにくかったら、
「がとがとばい、仕方なかー」と言い、
高価な有田焼の、繊細な絵付けをほれぼれと眺めながら、
「やっぱりがとがとよ、美しかー」とつぶやいたり。
ちなみに、私は関東育ちなので、語尾のつけ方などが違っていたら
ごめんなさい。もっと正確な「がとがと」の用例をご存知の方、
教えてくださいね。

さて、前置きが長くなりましたが。
現行のカタログVol.5に掲載のドイツのメーカーのお鍋、ちょっとお高いんです。
そんなに大きくもないし、どう違うのかしら、と思い、早速使ってみました。

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西洋の鍋ではありますが、
側面がまっすぐに立ち上がっていなくて、丸みと傾斜があるので、雪平みたいに使えそう。
今夜のおかず、肉豆腐を作ってみましょう。
まずは煮汁用の水と、愛用の雑ぶしのだしパックを入れて、火にかけます。

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あれ、ほんとにあっという間にお湯が沸いてきましたよ。
厚手の鍋だから火回りは時間がかかるかと思いましたが。これはお湯の量が少ないからかも。

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だしがとれたらしょうゆ、酒、砂糖で煮汁に味つけをしてから、
牛肉、そのほかの具を順に入れます。
側面のカーブがなだらかだから、素材を入れやすいです。

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ガラスのふたはぴたっとしまるし、中の煮立ち具合がよくわかるので、火加減が容易。
うーん、なんだかほめてばっかりですが、いつも使っているお鍋とは、
全然違って、同じお料理を作ってもずっと作業しやすいので、ちょっと驚いているのです。
柄も金属だから、熱くなりそうと思ったのですが、全然熱くなってこないし、
隅々まで、よくできているな……。

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あっという間に具材が柔らかくなって、完成です。
もともと肉豆腐は簡単な料理ですが、いつもよりさらに
さっさとできた気がします。ふたがガラスなので、何度もふたをあけて
煮え具合を確認しなくてすむのも大きいですが、鍋自体、熱の通りが早いのは本当。

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中に目盛りがあるので、水やだしなどは、計量カップを使わなくても
だいたいの計量ができるので、便利。
そして、キッチンにあるだけで、「私はシェフ……」って気分になれる美しいフォルム。

はい、こういうときに、「がとがと」という言葉が頭に浮かぶのです。
「高いだけあるなあ」とか言うより、ずっと端的かつ、なんだかかわいい感じ。
ブログだけでは伝わりにくいのがもどかしいけれど、
この「がとがと」だと感じる気持ち、ぜひ実感していただきたいものです。

では、いただきまーす。

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