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斉藤謠子のピラミッド形バッグ「ライラック」

ライラック DSCN9987

今回はちょっと個性的なフォルムのバッグを紹介します。
底面が正方形、側面が三角形風、持ち手は一つ――。
ちょうど、細長いピラミッドのような形の手さげバッグです。

ライラック2 DSCN9682
ふだん、近所へお買い物や用事で出かけるときに、
お財布や携帯電話などの小物を入れるプチバッグとして、
とても使い勝手がよいので愛用しています。

生地は、ふつうの木綿地より多少厚手の生地なので、
裏なしにしてソフトな感じに仕上げました。
本体は草木柄、持ち手と底、側面の飾り布は共布の縞柄。
2種類のプリント地を組み合わせています。

ライラック3 DSCN9693
1枚仕立てといっても、底がしっかりしていないと
機能性も見た目もよくありません。
そのために、底面は二重にしてあります。
まず、底の表布と本体わき側を縫い合わせてから、
出来上がり線で折った底裏布を底表布の裏に重ね、
表側から端ミシンをかけました。

本体の下側にぐるりと重ねた飾り布は、
底をさらにしっかりさせながら、
デザインポイントにもなっています。
縞柄の濃い部分を底辺に配したので、
見た目にも安定感が生まれました。

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本体わきの下部につけた、小さな三角まち。
これはわきの縫い留まりをなるべく下にして、
口が大きく開くようにする工夫です。

ライラック5 DSCN9698
持ち手には薄手の接着しんをはりました。
口側にタックを取った本体と、持ち手を縫い合わせますが、
ここでも縫い代がきれいに始末できる一工夫を。

始めに、持ち手の表布と裏布の両わきを縫い、
両端は縫い代を内側に折るだけにしておきます。
それを表に返すと、両端の開いた細長い袋状になります。
その両端にタックをとった本体の口側を差し込んで、
表からステッチをかけるという方法です。
縫い代が内側に処理できて、仕上がりもきれい、
縫い方も簡単なので、ぜひ試してみてください。

※出来上がり寸法 丈(前中央)32㎝、底中央幅17㎝、底まち幅16㎝

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斉藤謠子の布バッグな日々

あったらいいな、から生まれた手作り布バッグが続々登場!

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斉藤謠子

さいとう・ようこ
キルト作家。アメリカのアンティークキルトに興味を持ちキルトを始める。その後ヨーロッパや北欧にも目を向け、独自の色使いとデザインのキルトを制作している。基礎をていねいに押さえた作品づくりに定評があり、スクールや通信講座で講師を務める。NHK「すてきにハンドメイド」をはじめテレビや雑誌などに多数の作品を発表。海外でも作品展や講習会を行うなど人気が高い。著書に『斉藤謠子 緑の散歩道』『斉藤謠子 キルトの花束』『斉藤謠子の北欧キルト』『斉藤謠子のふだんづかいの布バッグ』(以上、NHK出版)ほか多数。

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