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会社の合併話

相談

会社が突然、来年春にライバル会社に吸収合併されることになりました。
創業40年で、業界では小さいながらもそこそこ信用を得ている会社に入るので、
本当に寝耳に水。ショックは大きいです。
これでリストラ勧告を受けたわけではなく、今のところ、特に人員削減の話も出ていありません。また、社風は変るかもしれませんが、業界そのものや仕事が変るわけではないだろうと、頭では分かっているのですが、
なんとなく会社に裏切られたような思いがしてモヤモヤしています。
同僚には「転職しようかな」という人もいます。家族も「大丈夫なの?」と心配するし…でも、この年で転職はないですよね。モヤモヤぷらす焦りもあります。
こんな自分の心構えを教えてください。(40代男性)

Dr山本の回答

メール拝見しました。お辛いご様子、伝わってきます。実際に診ていないので、正確なことは言えませんが、だいたいの状況は把握できます。あなたもメールで書かれているように、「寝耳に水」のお話しにショックを受けているようですね。ショックによるストレス反応としては、さまざまな身体症状や精神的に不安定になることがあるのがふつうです。ですから、今、多少、会社に対する不満や将来に対する不安など情緒的に不安定になっていることは、決して異常なことではありません。むしろ、正常な反応と考えてください。時間の経過とともに冷静に現実を受け入れられるようになります。もっとも、あなたの場合は、このようなショック状態にありながら、結構、冷静に現状分析をしているようにも思えますので、心配ありません。
ところで、このような場合の「心構え」について、一般的なアドバイスをいたします。まず、「発想の転換」です。ものごとに対する見方を変えたり、別の角度から捉え直してみたりする対処法のことです。会社が倒産したわけでもないし、自分が解雇されたわけでもない、これからも仕事ができる自分を幸せに思うとらえ方です。次に、「気分転換」です。今まで、仕事一途だったなら、この機会に、趣味や娯楽で気を紛らわすこともしてみてください。将来の生活を考えたとき、仕事以外の趣味などを持っていた方がずっと楽しい人生を送ることができます。また、「相談相手をもつ」ことも大切です。職場の仲間や家族とのコミュニケーションを良くすることで、相談に乗る、相談に乗ってもらう、そんな人間関係を築くことができます。愚痴を言える人がいることも大切です。いろいろなストレス対処法があります。自分にあったストレス対処をこの機会に考えてみましょう。「災い転じて福となす」こんな言葉もありますから。

山本晴義(やまもと・はるよし)
横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長。医学博士、認定産業医、公認スポーツドクター、産業カウンセラー。専門は心身医学、産業医学、健康教育学。著書に『メンタルヘルス対策の本(労務行政)』、『ストレス一日決算主義(NHK出版)』。

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ブログ著者

山本晴義先生

山本晴義

(やまもと・はるよし)横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長。医学博士、認定産業医、公認スポーツドクター、産業カウンセラー。専門は心身医学、産業医学、健康教育学。著書に『メンタルヘルス対策の本(労務行政)』、『ストレス一日決算主義(NHK出版)』。
mental-tel@yokohamah.rofuku.go.jp(勤労者こころのメール相談)

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