小寒(再)

<1月6日>

小寒(しょうかん)

「冬来りなば、春遠からじ」という詩句があるように、季節はすでに晩冬に移っています。
「冬至」を境として、日脚も少しずつ延びています。
新しい年となり、最初の二十四節気は「小寒」です。
今日は「寒の入」。
「小寒」の次は「大寒」となり、寒が明けるまでの約三十日が「寒中」となります。
寒に入ってから九日目を「寒九(かんく)」といい、その日に汲む水はことに体によいと言われています。
武芸など寒稽古が始まるのもこの時季です。

  小寒の闇ををさめし眼(まなこ)閉づ   深谷雄大
       (ふかや・ゆうだい 1934~)

1月の七十二候①
初候 1月5日~9日      芹乃栄(せりすなわちさかう)
  芹が生長する

次候 1月10日~14日     水泉動(しみずあたたかをふくむ)
  地中で凍った泉が解けて動く

末候 1月15日~19日     雉始雊(きじはじめてなく
  雉が鳴き始める

*本コーナーの七十二候は『略本暦』に拠っています。七十二候は、二十四節気の各一気をさらに細かく約5日ごとに分け、それぞれを気象や動植物の変化などの短い言葉で言い表したものです。

撮影メモ*かずら橋と雪の祖谷渓谷は、徳島県三好市の祖谷にて撮ったものです。
一晩で30センチほどの積雪のあったこの日、谷間の岩にキノコのような丸い雪が
積もっていました。

写真:宮武健仁(みやたけ・たけひと) 
日本写真家協会会員。1966年大阪生まれ、徳島育ち。1995年徳島に帰郷し、郷里の吉野川を中心に瀬戸内海・太平洋・四万十川など四国の 水を撮り歩く。2009年より通い続ける桜島の赤い噴火や、火山雷の写真は、「ナショナルジオグラフィック」誌などで紹介され、2012年に写真絵本「桜島の赤い火」(福音館書店)出版。現在ライフワークとしている水の風景に加え、活火山と、火山が作り出した特徴のある地形を求めて国内各地に出かけている。

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今週の季節の言葉

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ブログ著者

浦川聡子

(うらかわ・さとこ)
俳人。編集者。1986年より俳句をはじめる。1993年、第11回現代俳句協会新人賞受賞。日本文藝家協会会員・国際俳句交流協会実行委員。現代俳句新人賞選考委員。アマチュアオーケストラ(弦楽器)に所属、音楽を題材とした作品に定評がある。平成25年度版『明解国語総合』(高校国語教科書)に作品収載。句集に『クロイツェル・ソナタ』『水の宅急便』。『眠れる木』。『教科書にでてくる!俳句かるた』監修。今年3月、別冊NHK俳句『もっと知りたい美しい季節のことば』を刊行。ブログはこちら「浦川聡子 俳句の世界へ」
フェイスブックhttp://www.facebook.com/satoko.urakawa.1

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