野菜に、点心に、そのままご飯にも! 「万能しらすオイル」

しらす干しに赤唐辛子やおろしにんにくを加えて、オリーブオイル漬けにした超簡単で便利な常備菜。

そのままご飯にのせてよし、生野菜はもとよりゆで野菜にかけてよし。淡白な白身魚のグリルや蒸し餃子、冷や奴……。調味料として炒飯、パスタの果てまで広く利用できます。

年齢を重ねるごとに重要になる骨の健康のため、小魚の類は意識的に摂りたいものです。無理なく、おいしくいただく工夫はないかと考案して以来、わが家の冷蔵庫のレギュラーとなっているのがこの「万能しらすオイル」です。

うちの番頭さん、小鮫が瀬戸内土産にしらす干しを買ってきたので、今日はそれを使います。

鮫(78-2)
※フォト2006

しらす干しは熱湯をくぐらせてざるに取り、水けをきります。しらす干しによっては汚れがあるのでそれを落とし、この後、味が浸みやすいように柔らかく戻すためです。
釜揚げしらすでも構いません。その場合も同様にします。但し、水けが多い分、傷みやすいので十分に水けをとってください。

どちらの場合も、清潔な密封瓶に移して辛み各種と塩を加え、ふたを閉めて数回振って全体を混ぜ合わせます。ふたを開けたら、オリーブ油を瓶の口まで注げば完成です。
小一時間もすれば味がなじんで、おいしくいただけます。

鮫(78-3)

甘く柔らかな春キャベツを、厚めの放射状に切って蒸し、熱いうちにしらすオイルをかけたひと皿。お好みで酢をたらすと風味が締まります。

鮫(78-4)

市販のエビ入り水晶ギョーザにも、ちょっぴり添えれば醤油とは違ったおいしさが楽しめます。

鮫(78-5)

日々のカルシウム貯金にぜひ、お役立て下さい!

 

万能しらすオイル

材料(つくりやすい分量/250ml瓶×1本分。半分量でもつくれる)
しらす干し 100g
赤とうがらし(種を抜いて輪切り) 1~2本(お好みで)
おろしにんにく 1かけ分(6g)
塩 小さじ1(しらすの塩加減に応じて調整を)
こしょう 小さじ1/4
エクストラバージンオリーブ油 100~120ml

★密封瓶

1 しらす干しは熱湯をくぐらせて、ざるに上げ、よく水けを取る。
2 清潔で乾いた瓶に1を移し、オリーブ油以外の材料を加える。スプーンで混ぜるか、ふたを閉めて数回振って中身を混ぜる。この時、しらす干しの塩分によって、塩は加減する。味見をして、やや塩気が強めかな、と感じる程度に。心配であれば、少なめに加えて味をなじませから、塩を足してもよい。
3 小一時間浸ければ、完成。余分なオイルを切るようにすくってサラダや、素焼きの白身魚、エビなどに。オイルは炒め物に応用できる。具とオイルをいっしょに使って、炒飯やパスタをつくってもよい。冷蔵庫で保存、約10日を目安に使い切りたい。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信している。近年は、自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。近著に「三ッ星サラダBOOK」(世界文化社刊)ほか。「日が延びて、至るところにピカピカの若芽。半袖には早いけれど、愛車を駆ってどこまでもゆきたい気分」。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。

このブログについて

鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

このブログの人々

高井美恵

ブログ最新記事