青梅のコンポート

今年も梅仕事の季節がやって来ました。
過去に梅酒や小梅の塩漬けを紹介しましたが、
今回は、洋風の梅レシピを紹介します。

青梅の保存食といえば、飲み物として楽しむ梅酒や梅シロップが定番。
でもコンポートは、梅そのものを味わうデザートです。
コリコリッとした梅酒の梅と違って、とろりと柔らかい口当たり。
青梅のキリッとした酸味が立ちながらも、まろやかな味わいです。

「お皿に梅を盛って、コンポート液をほんの少しかけるのが、
おすすめの食べ方です。
ワインはアルコールをとばして風味だけを生かしているので、
お酒が弱い方でも楽しめますよ」
と、中川さん。
ご自身がお酒は強くない体質なので、
ワインのおいしい風味を味わえるコンポートは、
ありがたい調理法です。

青梅のコンポートは、
きび糖とはちみつのダブルの甘味使いで、
コクのある甘みに仕上げています。
中川さんは、コンポートには、
きび糖よりも、フルーツの色がクリアに出る
洗双糖を使うことが多いそうです。

「余ったコンポート液は、
水や炭酸水で3~4倍に希釈してドリンクに。
わたしは2~3倍に希釈して、
寒天やゼラチンで固めてゼリーとしても楽しみます」

最後まで無駄にせず、おいしく使いきる姿勢は、さすがです。

青梅のコンポート

材料(つくりやすい分量)
青梅 500g
きび糖(または洗双糖) カップ3/4
はちみつ カップ1/2
白ワイン カップ1/2

1 青梅はヘタを取って竹串で全体に穴をあけ、たっぷりの水に一晩つけます。
2 水けをきった梅を鍋に入れ、水をたっぷり注いで弱火にかけます。
※アルミ製の鍋は変色するおそれがあるので、避けてください。
3 手が入れられないほど熱くなったら(約50℃/やけどに注意)、
鍋ごと流水にさらし、水を替えて再び弱火にかけます。
これを3回繰り返し、最後にかえた水に半日つけます。
4 水を捨て、きび糖、はちみつを加え、
きび糖が溶けて水分が出るまで3時間ほどおきます。
5 白ワインを加えてオーブン用の紙で紙ぶたをし、弱火で15分間ほど煮ます。
冷まして保存瓶に入れ、冷蔵庫に一晩おいたら完成。
翌日から食べられ、冷蔵庫で約2週間保存可能です。

 
料理・中川たま
(なかがわ・たま)神奈川県逗子市在住の料理研究家。友人・どいちなつさん、オズボーン未奈子さんとともにケータリングユニット「にぎにぎ」で活動後、 2008年に独立し、雑誌、イベントなどで活躍。季節の食材を使った常備菜や保存食づくりが得意。著書に『「たま食堂の玄米おにぎりと野菜のおかず」』 (主婦と生活社)がある。
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撮影・公文美和

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中川たま

(なかがわ・たま)
神奈川県逗子市在住の料理研究家。友人・どいちなつさん、オズボーン未奈子さんとともにケータリングユニット「にぎにぎ」で活動後、2008年に独立し、雑誌、イベントなどで活躍。季節の食材を使った常備菜や保存食づくりが得意。著書に『「たま食堂の玄米おにぎりと野菜のおかず」』(主婦と生活社)がある。神奈川県鎌倉市で週に2回(木曜と金曜)、料理教室と食堂「Atelier Lim」を開催。ご本人のブログと食堂のブログを持っている。

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