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木の看板とその見どころ

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オールドタウンの八角形の看板。幅は30㎝くらいですが、厚みがあり、どっしりとしています。


ベースとなる木は、9年ほど前に知人に譲ってもらったものです。すでにこの形になって何年か経過しているようでしたが、どのような目的でつくられたものかは知人にも「わからない」という代物でした。木の種類も不明。しかも当時、長いこと屋外に放置されていたせいか、苔や汚れがこびりついていました。あと少ししたら腐っていたかもしれません。「味わいのある古材」という雰囲気はありませんでしたが、とにかく形や重厚感が、つくりたい看板のイメージにぴったりでした。

 

9年前リメイクしたときは、仕上げに屋外用ニスを塗って防腐していましたが、2年もして塗膜が剥がれてきてからは、ニスを塗り直さずに、日当たりのよい軒下に置くようにしました。自然に古びていってほしいと思うようになったからです。そしていまや立派な古材に。

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ペンキやニスを塗らずに屋外の日当たりのよい場所に置いた木製品は、風雨にさらされ、日光を浴びているうちに、木部の表面がシルバーに変色して独特の質感が出ます。日本は多湿なのでイメージ通りにいかないことも多いかもしれませんが、この看板はいい具合に変化してくれました。

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自分でつくる古びた家具と庭

伊波英吉がエイジングの魅力と家具やガーデニングアイテムを語る。

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伊波英吉

いは・えいきち 1982年、沖縄県生まれ。両親の営む「七栄グリーン」に勤務後、独立。千葉県印旛郡酒々井町で、家具や什器、寄せ植えの製作販売、店舗の内外装などを手がけるお店「THE OLD TOWN」を営む。著書に『スクラップメイドのインテリア』(グラフィック社)、『古い木の素材集』(エムディエヌコーポレーション)がある。

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