アイコン

罪深いティラミス

枝元ティラミス

枝元さんが食べているのはカレーではありません。ティラミスです。

ココット型に上品に盛られ、コーヒーリキュールの染みたフィンガービスケットとマスカルポーネチーズの組み合わせで人々を虜にしてきたのが、イタリアンデザートの王様、ティラミスだ。

誰もが、もっと食べたい…と思いながらも、ここで終わるからこそおいしいのだ、と自分に言い聞かせてきたこのデザート。その禁忌をあっさりと破ってしまったのは枝元さんだ。

「ティラミスっていつも、もっと食べたいなあって思いますよね?だから、食べたいだけ食べられるように大きくつくることにしたんです」

その名も「でっかティラミス」という枝元さんのティラミスは、長径30㎝の器に溢れんばかりにできあがる。さすがにこれはつくりすぎではないだろうか…。

「とりわけ用のスプーンで、好きなだけすくって自分のお皿に入れてください~」
と言われ、もっと小さいスプーンで十分なのだが、と思いながらすくう。食べてみる。瞬間、軽い衝撃が走る。何だコレは!? あまりにフワッフワで軽い。まるでキツネにつままれたような感覚で、正体を確かめるべく、次の一口に手が伸びる。軽いが、決して薄っぺらい味ではない。すばらしくおいしい。でも軽い。もう1口、もう1口とスプーンは止まらない。

「そう、ポイントは『軽さ』なんです。卵白をハンドミキサーでツノが立つまでしっかり泡立て、生クリームも八分立てまで泡立て、手早く卵黄とマスカルポーネと合わせる。これを丁寧にやって冷蔵庫に寝かせると、自分でもびっくりするくらい上手にティラミスができるんです」
と、嬉しそうに語る枝元さん。さすが、「ちょっとずつエンドレスで食べるレシピ」の女王だ。

あっという間に巨大な器の1/4がなくなった。軽いが薄い味ではない…ということは、カロリーは当然、高い。冷静に計算してみると、あっという間に800kcal弱を食べたと悟る。この軽さ、あまりにも罪深い。

ティラミスだけ

「実はこれは、友達が来るときによくつくるのですが、つくってるときは自分でも『大きすぎるかなあ』と思ってるの。で、出した瞬間は、友達も『こんなに食べきれない!』って言うの。でもね、必ず全部なくなるんです」
と、自らもカレースプーンですくう手が止まらない。

この罪深いティラミスを多くの友人に食べさせているという枝元さんが、魔女に見えてしまったのはいたしかたあるまい。

       (でっかティラミス 3060kcal 撮影/白根正治)


『禁断のレシピ』

枝元なほみさんと多賀正子さんが美味しさだけを追求した「禁断」のレシピが満載です。

このブログについて

アイコン

『禁断のレシピ』の禁断の裏話

美味しさを追求するあまり禁断の扉を開けてしまった『禁断のレシピ』裏話!

このブログの人々

アイコン

禁断担当N2

アイコン

禁断担当N1

ブログ最新記事