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身体を芯から温める「かきとじゃがいものミルクスープ」

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冬将軍の到来が、特別早い今冬です。やさしい味わいの具だくさんスープで、体の内側から温まり、活動的になりましょう。ベースは、じゃがいもとたまねぎ、牛乳。そこにかきの滋味をプラスします。

寒くて、いくつもの料理をつくる気がおきない日には、一杯でお腹を満たし、元気を呼び起こすスープをパパッとこしらえます。
今日は、ストックバスケットからじゃがいもとたまねぎを、冷蔵庫から牛乳とクリームチーズをスカウト。ぷっくりと太ったかきと、半束残っていた春菊も加えます。

かきは、白ワイン(なければ酒)をまぶし、電子レンジでサッと火を入れます。うまみを湛えた蒸し汁は、スープのコクを増す大事な脇役。これが入ると入らないでは大違い。

スライスしたじゃがいもとたまねぎは、少量のバターと小麦粉を使って、焦げ色をつけないように炒めます。弱火でじわじわ、白く炒め上げると仕上がりがきれいになります。
ここに水を足して柔らかく煮てから、なめらかになるまで丁寧につぶすか、ミキサーにかけます。

牛乳と前出のかきの蒸し汁、そしてクリームチーズをIN。沸かし過ぎないように静かに混ぜ溶かし、とろみがついたところで、塩と砂糖、こしょうを各少々振り入れます。塩は、使うじゃがいも、かきそれぞれによって、とろみの濃さや塩味が異なるので、味見をしながら控えめに加えてくださいネ。
仕上げに、かきの身と色よくゆでた春菊を投入。温まったところで素早くスープボウルに注ぎ、いただきます!

食べ終える頃には顔色もよくなって、手足がポカポカ。
まだ始まったばかりの冬を、すこやかにおすごしいただけますように。
ぜひ、お試しください!

 

●かきとじゃがいものミルクスープ
材料(2人分)
かき(加熱用) 6粒(約100g)
じゃがいも 1コ
たまねぎ 1/3コ
春菊 3茎
牛乳 カップ11/2
白ワイン 大さじ1
クリームチーズ 36g
●バター・小麦粉・塩・砂糖・こしょう   

1 かきはサッと水洗いして、耐熱容器に広げ、白ワインを注ぐ。ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(500w)に約1分間かける。加熱後はラップをはずし、加熱しすぎないようにする。
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2 じゃがいもは皮をむき、薄切りにする。たまねぎも薄く切る。春菊は、塩少々を加えた熱湯で固ゆでにし、冷水にとる。軸をそろえ、水けを絞って3㎝長さに切りそろえる。

3 フライパン(または底面の広い鍋)にバター大さじ1を入れて弱火にかけ、じゃがいもとたまねぎを入れる。小麦粉小さじ1をふりまぶし、野菜が色づかないように炒める。
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たまねぎが透き通ってきたら、水カップ1/2を加え、じゃがいもの芯まで柔らかくなるまで煮る。

4 一度火を止め、マッシャーを使って3を細かくつぶす(ミキサーに移しかえ、撹拌してから再び鍋に戻し入れてもよい)。

再び、鍋を弱火にかけ、牛乳と1のかきの蒸し汁を注ぐ。
クリームチーズ(キューブタイプの場合は小角に刻むと混ざりやすい)を加える。
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全体をへらで混ぜ、チーズが溶けてとろみがついてきたら、味を見ながら塩と砂糖、こしょう各少々をふり混ぜる。1のかきと春菊を入れて、数分間温める。でき上がり。

 

◆鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、つくる楽しみとともに発信している。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。来春の関西訪問に備え、京野菜のレシピを試作中。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。ショーウインドウのクリスマスツリーやおせちが、思わぬ降雪で一気に現実感を帯びて。強烈な底冷えに、先が思いやられます。

このブログについて

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料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

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鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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