ゆるんだ体を、元のペースに。 お手軽「大根餅風、いかのお焼き」

年末年始は、いつもよりも油脂過多、濃い味ですごし過ごした方も多いことでしょう。かくいう僕もその1人。冷蔵庫の整理を兼ねて、大根たっぷりのお焼きをつくりました。

今年もスタートから早、半月近くが過ぎました。体は、元の調子に戻っていますか?
ひと昔前と違って、年始に向けて買いだめをあまりせずに済むようになり、生鮮食品の無駄が減っているのは、喜ばしいことだと思います。

それでも、1本買いした大根や、酒の肴に買ったサラミ、お好み焼き用の桜えび、卵などが
それぞれ半端に残ったので、今日は大根餅風のお焼きをつくることにしました。

 

大根餅は、もともとはお正月の点心だそうです。昨今は、主材料の大根をおろし、小麦粉や餅粉を加えて、焼いてこしらえるのがポピュラーですが、生米をじっくり水に浸し、ミキサーにかけたベースを、他の材料と合わせて蒸し上げるのがオリジナル。日本のおせち料理同様、手のかかる一品だったのですね。

僕がこれからご紹介するのは、グッと簡単で、ライトな味わいの「お焼き」に近いもの。
つなぎは少量のかたくり粉と卵白、そこにいかをプラスするのがポイントです。
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いかは、胴を細かく刻んで粘りを出し、つなぎの一部にします。うまみと口当たり、さらに塩けを補うために、サラミと桜えびをプラス。加熱するとこれらが急に塩辛くなる場合があるので、初回は量を少なめに!

 

大根はせん切りにします。特に、水けを絞らず、ベースに加えます。大根によって水分量が違うので、あまりゆるいようならばかたくり粉を足してください。お好み焼きの生地より、少し柔らかめが目安です。

あとは、フッ素樹脂加工のフライパンにごま油を注ぎ、パンケーキ風に平らに広げて両面を焼くだけ。焼けるにつれ、いかの香りが漂い、食欲をそそりマス。

大根餅とはまた、ひと味違うやわやわの食感です。お好みで、スイートチリソースをひと振り。ぜひ、疲れた胃腸のひと休みに、お試しください!

 

●大根餅風、いかのお焼き
材料(2人分/直径約13㎝×2枚分)
大根 150g
いか(胴) 150g
サラミソーセージ(みじん切り)15g
桜えび(乾) 小さじ2
ごま油 小さじ2
スイートチリソース(好みで) 適宜
A卵白 1/3~1/2コ分
 かたくり粉 大さじ2/3~1
 マヨネーズ 小さじ1
 砂糖・こしょう 各少々

 

つくり方
1 大根は皮をむき、せん切りにする。
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2 いかはフードプロセッサーにかける(フードプロセッサーがなければ、包丁で粘りが出るまでこまかくたたく)。
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3 2にAの材料を加え、軽く撹拌する。1のサラミソーセージと桜えびも混ぜる。
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さらに、1の大根を加え、よく混ぜ合わせる。

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4 フライパンにごま油を入れて中火にかける。スプーンで3のタネの半分量をすくい、
丸く平らに形づくりながら(直径13~14㎝、厚さ1.5~2㎝を目安)焼く。
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底に焼き色がついたら、裏返して焼く。残りのタネも同様に焼く。器に盛り、お好みでスイートチリソースを添える。粗熱が取れてから切り分けるとよい。

 

 

◆鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、つくる楽しみとともに発信している。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。往年の、エレガントでゆとりある欧風料理
を現代的に解釈、新鮮さをもってご紹介するのが今年の僕のテーマです。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。つくりやすく、おいしく、体に負担なくすこやかに。三拍子そろった師匠のレシピを本年もお届けしてまいります。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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