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可憐な菜の花の、強力パワーをいただく 春のパスタ

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いかにも春、といった風情の菜の花は、その外見に反して、栄養価の高い緑黄色野菜。健康維持にはもってこいの野菜です。今日は、豚ひき肉といっしょにあっさりと軽いパスタに仕立てます。

菜の花には、食物繊維、ビタミン各種はもとより、鉄分やカルシウムもたっぷりと含まれています。免疫力を高め、貧血予防、美肌効果も期待できる……とよいことづくめ。
さらに、体内の塩分バランスを保つ「カリウム」も豊かな野菜なので、血圧管理を気にする方にもよいと言われています。

パスタは2人分で80gと意識的に少なめに。その分、菜の花をたくさん使います。
せっかくのビタミンCが水に流れ出さないように、サッと水ですすいだら、電子レンジにかけます。

脂控えめの豚ひき肉を選び、少量のオリーブ油で、たまねぎ、にんにくといっしょにポロポロに炒めたら、炒り卵をこしらえます。
そこに、熱が加わってひときわ美しい緑色を放つ菜の花を加え、サッと炒めます。
油脂と菜の花を合わせることで、カロチンの吸収率も上がるんですョ!
最後に、別鍋でゆで上げておいたショートパスタを投入! ゆで汁で全体を少しだけゆるめて、いただきやすく仕上げます。ほのかな苦みが、大人好みの春パスタです。

本日のショートパスタは「カサレッチャ」。

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シチリア生まれの、断面がS字形のパスタです。切り目が縦に2本走る姿がおもしろく、具のからみもよいので、気に入っています。こうした軽めのソースと特に相性がよいように思います。お店で見かけたら、チャレンジしてみてください。

寒さ厳しき折、どうぞ皆様、一層のご自愛を。
ぜひ、お試しください!

 

●菜の花の春パスタ
材料(2人分)
菜の花 1束(200g)
豚ひき肉 120g
たまねぎ(みじん切り) 1/3コ分
卵 2コ
にんにく(みじん切り) 1/2片分(3g)
カサレッチャ(お好みのショートパスタでよい) 80g
パルメザンチーズ  大さじ1
●オリーブ油・塩・こしょう

1 菜の花は、太い軸の部分に切り目を入れる。
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小口から約1cm幅に刻み、冷水をくぐらせて水けを切る。耐熱容器に入れて、ラップをゆるめにかぶせ、電子レンジ(500w前後)に3分間かける。
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2 卵は、割りほぐす。

3 カサレッチャ(またはお好みのショートパスタ)をアルデンテにゆでる。ゆで上がったら、大さじ2~3のゆで汁を取り置き、パスタはざるに上げる。

4 フライパンにオリーブ油大さじ1/2を注ぎ、にんにくを入れて弱火で炒め、香りが出てきたら豚ひき肉とたまねぎを加え、中火で炒める。

豚肉が白っぽくなって、パラパラになったらフライパンの片側に寄せ、空いた部分にオリーブ油大さじ1/2を足して、2の卵液を注ぐ。

卵を箸で手早く混ぜ、スクランブル状にする。
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5 4に、菜の花を入れて、全体を混ぜ炒め、塩小さじ1/3、こしょう少々をふる。3のパスタと、取り置いたゆで汁も加え、サッと合わせる。パルメザンチーズをふる。でき上がり。

 

 

◆鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、つくる楽しみとともに発信している。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。野菜の顔ぶれも徐々に春モード。我が家の鉢植えたちも、春の日差しを浴びて着々とつぼみを膨らませています。楽しみ!

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。まもなく、チョコレートシーズン到来。最先端の味は? 楽しみ!!

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

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鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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