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オレンジ香る、 「生わかめとあさりのほうじ茶炊きご飯」

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わかめの水揚げ時季は年に1度、春のみ。新物のシールが付いた生わかめがちょうど、出回っています。同じく旬を迎えた春のあさりと一緒に、ほうじ茶炊きのご飯に。ほんのり洋が香ります。

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ほうじ茶の香ばしさとオレンジの爽やかな風味で、和洋どちらのお菜にも合うごちそうご飯です。たとえば、グリーンピースのポタージュやカラフルな温野菜のサラダと、あるいはあっさりと仕上げためばるの煮付けや、たいの塩焼きと。穏やかな色と風味で、春の訪れが楽しめるでしょう。

 

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さて、僕は焙煎の濃いお茶やコーヒーを好む傾向があって、普段からその手の嗜好品にはプチ贅沢をしているのですが、京都・宇治の中村藤吉本店のほうじ茶は長年の愛飲品の一つ(ここのほうじ茶チョコレートも、大好物!)。

今日はこの茶葉を使います。皆さんは、お手持ちの茶葉でもちろん、結構です。熱湯で一気に、濃い目に抽出してくださいね。

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そして、オレンジ。単なる飾りではありません! 皮をすりおろして、最後に少量加え混ぜることで、味わいが劇的に変わります。甘い香りと酸味、ほのかな苦みが、ほうじ茶、わかめ、あさり、そのいずれとも、とても相性がよいのです。

米、殻付きのあさりはそれぞれバターで軽く炒めます。炊飯釜に移してほうじ茶や調味料を加えたら、スイッチを入れるだけ。生わかめはとろけないように、炊き上がりに加えます。

器に盛って、オレンジの皮をひと振り。取り分ける前に、全体をサッと合わせてどうぞ。

翌日にまた、召し上がるようなら、あさりの殻は外しておく(=身は取り出す)とご飯の温め直しがスムーズです。

ぜひ、お試しください!

 

●生わかめとあさりのほうじ茶炊きご飯

材料(2~3人分)

米  1.5合(225g)

生わかめ  80g

あさり(砂抜きしたもの) 150g

バター  大さじ1

ほうじ茶  大さじ11/2

オレンジの皮(すりおろす)* 適宜

A砂糖 小さじ1/3

 こしょう 少々

●塩

*無農薬または減農薬栽培品が望ましい。

 

1 米はサッと洗って、ざるに上げ、水けを切る。わかめは食べやすい大きさにざく切りにする。あさりは殻をこすり洗いする。

 

2 ティーポットにほうじ茶を入れて、熱湯カップ21/4を入れ、10分間蒸らして茶こしを通し、粗熱を取る。

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3 フライパンに1/3量のバターを入れて弱火にかけ、1の米を透き通るまで炒める。

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炊飯釜に移す。

 

  フライパンに残りのバターを入れて、中火にかける。あさりを加え、水大さじ2をふりまぶす。貝の口が開くまで炒める。火を止め、粗熱を取る。

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4 炊飯釜に、3のあさりの汁を注ぎ、2のほうじ茶とAを加える。

  軽く混ぜ、あさりを上面に平らに広げるようにのせる。

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  15分間ほどおいてから、炊飯器で炊く(炊き上がりをパラッとさせたければ浸水させずに炊く。柔らかめの仕上げにしたければ15分間以上浸水してもよい)。

 

5 炊き上がったら、手早く塩小さじ1/3をふり、わかめを入れてしゃもじで大きく混ぜ、ふたをして2〜3分間蒸らす。器に盛り、オレンジの皮を散らす。でき上がり。

 

◆鮫島正樹(さめじま・まさき)

料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、つくる楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。近著に「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。木々の芽吹きや小さき花のほころびに、喜びを感じる昨今。僕も大きく伸びをして、麗しき春。

 

◇小鮫(こさめ)

鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。門出の季節、夜のターミナル駅に花束を抱える姿、多数あり。幸あらんことを。

 

 

 

 

 

このブログについて

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

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鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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