ギョーザの皮で、くるりと巻いて「鶏とえびのペンネ風、スープ仕立て」

手打ちパスタを思わせる、スープ仕立ての一皿です。ギョーザの皮で手軽にこしらえましょう。フレッシュ・グリンピースが、春の香りと甘さを添えます。

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冷凍や水煮のグリンピースが苦手という方も、晩春から出回るフレッシュならば大歓迎のはず。若々しい緑色が食卓に華を添え、ほのかな甘さに心和みます。

控えめなグリンピースの風味を損なわないように、合わせる「ペンネ風」は、シンプルに、淡白に仕立てます。

「ペンネ風」のあんは、鶏ひき肉とえびを混ぜ合わせてつくります。火が入ると堅く締まりやすいので、水を加えてゆるめに調えるのがポイントです。

これを、ギョーザの皮でひと巻きして、中身が出ないように左右を軽く押さえれば、あっという間に、ペンネ風ともラビオリ風とも見える「生パスタ」のでき上がり。

ギョーザの皮は、手に入りやすくて、サイズがちょうどよいだけでなく、互いがくっつかないようにまぶされた打ち粉がポイントになります。

もちろん、軽くはたいてからあんを包みますが、これが後でゆでる時にほどよいスープのとろみになって、具合がイイのです。

チキンブイヨンのブランドはなんでも結構。ただし、普段よりもやや薄いかな、と思う濃度に抑えて溶きのばしてください。下味の付いた「ペンネ風」をゆでるので、そのほうがバランスよくでき上がります。

ゆで過ぎは厳禁、皮から海老の赤みがほんのりと透けてきたら、素早く食卓へ。ご家庭ならではの、やさしい風味をどうぞ。

ぜひ、お試しください!

 

材料(2人分)
鶏ひき肉 150g
えび(無頭殻付き) 40g(ここでは、バナメイエビを使用)
塩 小さじ1/4
砂糖 少々(小さじ1/6)
こしょう 少々
グリンピース 30粒
ギョーザの皮(市販品) 20枚
チキンブイヨン(顆粒) 4g(ここではマスコット社の品を使用)

1 えびは殻をむき、背ワタを取り除いて、5mm幅に切る。

2 ボウルに鶏ひき肉と1のえびを合わせ、塩、砂糖、こしょうをふる。
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手でサッと練り混ぜ、水大さじ1と1/2を加える。スプーンなどを使ってさらに混ぜ、ゆるめのタネを仕立てる。
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3 まな板にギョーザの皮を4~5枚広げ、それぞれの皮の手前に2のタネをティースプーンに小山に1杯(約10g)のせる。
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皮の縁、向こう側半周を少量の水でなぞり、手前からクルリと巻き、止める。両端を軽く押さえて、ペンネ風の形に整える。この作業を繰り返す。
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4 鍋に500㎖の湯を沸かし、チキンブイヨンを溶く。グリンピースを入れてゆで、ひと息遅れて(1~2分後)、3のペンネ風パスタを入れる。
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ギョーザの皮が透き通るまで3分ほどゆでる。スープとともに器に盛る。でき上がり。

 

☆次回は、4/28更新の予定です。

 

◆鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。体組成計を新調。その謳い文句は「アスリート仕様」(笑)。目指せ、六つ割れ?!

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。カルシウム摂取+運動で、筋肉量、骨量の維持に努める(のが目標……)。

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鮫島式 シニアごはん

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ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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