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ピーマン・パプリカ(1)~同じ仲間です~

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ピーマンは、独特の青臭さが美味しさ。

サラダなどに刻んで入れると味のアクセントになるので、よく使います。生のまま、塩で揉んで食べても美味しい。油炒めすれば、油のうまみと青臭さが相まって食欲を刺激してくれます。

旬は初夏から晩夏まで。南の地方では春先にもよくピーマンが栽培されています。肉厚で弾力があり、表面が艶やかでみずみずしいものを選びます。小ぶりのものは種の育ちも少ないので、丸ごと炒めたり、蒸し焼きにしたり、天ぷらにしたりします。そうやって食べると種が全く気にならない。種まで食べることを知ってから、ピーマンの肉詰めなどは種を取らずに、肉だねを詰め込んでつくるようになりました。

わが家は全員ピーマン好き。細切りにして炒めて、きんぴらにしておくと、常備菜にならない。一気に食べてしまいます。だから旬の時には、毎日ピーマン炒め。塩味、しょうゆ味、ナムプラー、オイスターソース、みそと、調味料を変えてつくります。

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パプリカは、もう洋野菜として特別でない存在になりました。ずいぶんと手軽に手に入るようになり、日々の食卓を彩ってくれます。一年中出回っている印象ですが、やはりピーマンの仲間なので、初夏から秋口までが旬です。日本では高知や熊本といった暖かな地方で栽培されています。わが家の近くの直売所でも、夏の盛りにはよくパプリカが並びます。

パプリカは、赤、黄、橙などの大きな肉厚のピーマン。最近は紫がかった黒い色も見かけたりします。普通のピーマンと比べると青臭さや苦味がなく、甘みがあります。ピーマン嫌いのお子さんもパプリカなら食べられるということもあるようですね。生で食べるとシャキシャキした歯ごたえ、皮を焼いてむくと、甘みが増してネットリとした口当たりに。油で揚げたり、炒めたりして熱を加えると油がよくなじんで柔らかくなり、こちらも甘みが十分に味わえます。

皮にハリがあり、ヘタにシワがないものを選びます。切った時に種の育ちがない、量も少ないほうが皮も果肉も柔らかです。ピーマン同様、生食、炒める、揚げる、蒸すなど調理法も幅広い。旬の時にはまとめ買いして、揚げてマリネにしたり、生のままピクルスにして常備菜として楽しむことが多いです。

 

★次回も、ピーマン&パプリカを取り上げます。5月24日更新予定です!

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飛田和緒さんの野菜とのつきあい方

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飛田和緒

料理家。1964年東京生まれの東京育ち、高校時代の数年間を長野で過ごす。現在は、湘南の街に夫、娘とともに暮らす。祖母の料理から引き継いだ東京の味、長野に住む母や友人によって知った長野の味、自身が暮らす湘南の味、その土地の素材と向き合いながら、日々の食卓で楽しめる家庭料理や保存食を作り続けている。手軽に作れるふだんのおかずで、シンプルなレシピにファンが多い。著書に『常備菜』(主婦と生活社)など多数。

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