キウイパワーで驚くほど柔らかに。 「牛赤身肉のステーキ、フルーツソース添え」

シンプルに牛肉を味わいたければ、ステーキに限る!

ヘルシーな赤身をやわらかくいただくには、キウイフルーツの力を借りるのが早道。しっかりと食べて、夏を迎え討ちましょう。

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キウイフルーツが、ビタミンやミネラル、食物繊維に富んだ美容と健康の果実であることは
よく知られています。

さらに、キウイフルーツ特有のタンパク質分解酵素「アクチジニン」という成分があるのをご存知ですか? この酵素は、グリーンの果実に特に多く含まれているそうです。

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この酵素、文字通りタンパク質=例えば、肉の繊維を柔らかく変化させます。

今回、入手した赤身のステーキ肉は、牧草を食んで育ったオーストラリア産。和牛と比べると若干、堅さや匂いが感じられます。

そういう時こそ、キウイフルーツの出番。

皮をむき、粗みじんにして、牛肉といっしょにジッパー付き保存袋に入れて、果肉を肉にまぶしつけるように、手でもみます。そのまま冷蔵庫で半日おけば、OK。
このひと手間で、驚くほど、柔らかな肉質に変わります。

あとは、塩こしょうした肉を香ばしく焼くだけなのですが、ガーリックの香りを移したオイルで焼くと、おいしさワンランク、アップ!

袋に残ったキウイの果肉を生かして、グレープフルーツとレーズンを加え、白ワイン、蜂蜜を合わせて、ごく浅く煮たソース(と付け合わせの中間くらい)も一緒につくりましょう。

ふだんの食卓にステーキ「?」と思っていた方も、この手軽さと、柔らかさには味をしめるはず。

暑さに負けないためにも、食べて身体を維持しましょう。

ステーキは、意外とあっさりとしたメニューなんです。

ぜひ、お試しください!

キウイマリネした牛赤身肉の柔らかステーキ、果実のソース添え

材料(2人分)
牛もも肉(オーストラリア産、ステーキ用) 2枚(各125g)
キウイフルーツ(熟したもの) 1コ
塩・こしょう 各適宜
にんにく(薄切りにする) 1+1/2かけ
オリーブ油 大さじ1

A(ソース)
 グレープフルーツ(ルビー) 1/3コ
 はちみつ 小さじ1
 ドライレーズン 10g
 塩 少々
 白ワイン(なければ水) 大さじ1+1/2

1 キウイフルーツは、皮をむき、粗みじん切りにする。ジッパー付きの保存袋(なければビニール袋)に、牛肉を平らに並べて入れ、キウイフルーツを加えて、口を閉め、肉にまぶすように手でもむ。冷蔵庫に半日入れておく。

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2 Aで、ソースの下ごしらえをする。グレープフルーツは、皮をむき、房から実を取り出す。ひと房を3~4切れに切り分ける。レーズンは熱湯をくぐらせるか、耐熱ガラスボウルに入れて、レンジ(500w)で約20秒加熱する。
3 1の保存袋から、牛肉だけを取り出す(キウイフルーツはそのまま取り置く)。肉の水分を軽くペーパータオルでぬぐい、塩・こしょう各少々を両面にふる。
4 フライパンにオリーブ油を注いで弱火にかける。にんにくを入れて、きつね色になるまで炒め揚げにして、チップをつくる。にんにくチップは小器に取り出し、そのままフライパンの火を中火(弱)に強めて、3の牛肉を焼く。片面2分半を目安に両面を焼き、銘々の器に盛る。にんにくチップをふる。
5 4のフライパンを、ペーパータオルで手早くふき取る。残しておいたキウイフルーツと、2のグレープフルーツとレーズン、Aのはちみつ、塩、白ワインを合わせ、弱火で煮る。

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グレープフルーツがやや煮崩れて、全体に軽くとろみがつけばよい。

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ステーキに添えて、でき上がり。

☆次回は、7/14更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。最近、なぜか蕎麦にハマっています(食べるほう)。本日のお昼も、蕎麦!

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。過疎の町を歩き、買い物難+コンビニ頼りの食卓を目の当たりにする。食生活の改善は、都会以上に難しいのかも。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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