ツナを鶏ひき肉に替えて、カレー粉をプラス「スパイシーにんじんシリシリ」

お馴染み「にんじんシリシリ」のアレンジ版です。冷めてもおいしいので、お弁当にも◎。

にんじんの鮮やかな色合いを損なわないよう、しょうゆは使わずに仕上げます。

ツナ缶とにんじん、卵。「にんじんシリシリ」は、黄金の取り合わせと手軽さで、瞬く間に沖縄から全国に広がった家庭料理のひとつですネ。僕もストック食材のローテーションを兼ねて、時折、つくっています。

もっとも、一度つくっておいしいとなると、連続してつくることになり、仕舞いにはにんじんシリシリをつくるために、ツナ缶を買い込むことになりがちですが……(笑)。

そんなある日、ツナ缶が底をついたのに気づかず、すでににんじんはシュレッド済みという事態発生。急きょ、鶏ひき肉にピンチヒッターを務めてもらうことにしました。そのでき上がりは、あれ、卵かな、お揚げかな、といった印象。オリジナルに遜色ない取り合わせになりました。

僕は、ツナバージョンでは、しょうゆも使ってややしっかりめの味付けをしますが、鶏ひき肉の時は、塩と砂糖、そしてカレー粉をセレクト。にんじんの美しいオレンジ色が際立つ仕立てにします。

ツナに比べて油が控えめな分、物足りなさをごま油とカレー粉の香り、それぞれのコク、辛みで補います。できたてはもとより、冷めてもおいしく、食べ飽きないおいしさです。

根菜類はこれからが出番。家庭ならではの味を、一品でもこしらえていただければ幸いです。ぜひ、お試しください!

チキン・にんじんシリシリ

材料(2人分)
にんじん 2本(約200g)
鶏ひき肉 70g
ごま油 大さじ1+1/2
卵(割りほぐす) 2コ

 砂糖 小さじ2
 カレー粉 小さじ1
 塩 小さじ1/3

1 にんじんは天地を切り落とし、皮をむく。粗めのおろし器で細切りにする。

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2 フライパンにごま油を注いで弱火にかけ、鶏ひき肉をいれてパラパラになるまで炒める。

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3 1のにんじんを加えて炒め、しんなりしてきたら、Aの調味料を順にふりいれる。全体を混ぜるように炒める。

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4 フライパンの中身を片寄せ、空いた部分に卵液を注ぎ入れる。菜箸数本をまとめて、軽くかき混ぜ、スクランブル状になったら、全体に手早く混ぜる。お好みで、カレー粉少々(分量外)をふる。

できたても、容器に移し、粗熱をとってから冷蔵庫で冷やしてもおいしい。

☆次回は、10/6に更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、つくる楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。車を駆って、東へ、西へ。早朝の雲海も夕暮れの虹も、実にウルワシ。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。今月は席の温まる間なく、旅続き。救いは温泉とご当地自慢の味。嗚呼、願わくばもう1泊。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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