カロリーダウンの手助けに。カリフラワーのパンケーキ」

糖質カットにひと役買うと、ここ数年、話題の食材「カリフラワーライス」。

その自家製版を使って、甘さを抑えたパンケーキに仕立てます。同じく甘さ抜き、ハーブの香り豊かなソースでいただきます。

カリフラワーの花蕾部分を塩ゆでして粉砕した「カリフラワーライス」は、英米を中心に、ダイエットを試みる人々の間で親しまれています。オーガニック栽培のものや、冷凍品等、多種多様な品があるようですが、その目的はいずれも「カロリーと糖質のカット」。その名の通り、白く、米粒のように見え、ご飯の代用にされます。その効果は、カロリー7割減とも言われていますから、スゴイ!

僕は、糖分と同時に塩分も気になるので、カリフラワーをゆでる時の熱湯に、塩は入れません。本来は花蕾の部分だけを使うのですが、勿体ないので茎の部分もいっしょにゆでます(ただし、茎と花蕾ではゆで上がった時の口当たりが違うので、長めの小房に切り分ける程度でおさめます)。

やや硬めにゆで上げたら、よく水けをきり、粗熱を取ってフードプロセッサーにかけます。

ここでひと手間かける余裕があれば、レンジにかけてさらに水けをとばすと、なお、食べやすくなります。

カリフラワーは比較的、クセの少ない花野菜。それでも、独特の野菜感をマイルドにするように、牛乳や少量の砂糖を加え、パンケーキ生地をこしらえます。つなぎには、腰の強い強力粉とオリーブ油、卵を。塩はほんの少しだけ、混ぜ合わせます。

あとは、通常のパンケーキの要領で、両面を淡いきつね色に焼きます。

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おやつではなく、食事としてのひと皿なので、ソースは香菜を用い、糖分を入れないソルティなオイル仕立てにしました。爽快な香りと彩りが清楚なパンケーキのたたずまいとマッチして、見た目もオシャレ。もっちりとしながらも、軽い口どけに、「これがカリフラワー?」と感じることでしょう。

身近な野菜の新しい顔を見つけるのも、家庭料理の喜び。ぜひ、お試しください!

カリフラワーのパンケーキ グリーンソースと

材料(2人分/4枚分)
カリフラワー 150g
強力粉 大さじ4
オリーブ油 小さじ1/2
牛乳 大さじ2
卵 1コ
塩 少々
砂糖 小さじ1/2
A(グリーンソース)

 香菜 2~3本(15g)
 オリーブ油 小さじ1/2
 塩 小さじ1/6
 水 大さじ1/2

1 カリフラワーは小房に分け、小鍋で約8分、水からゆでる。

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余裕があれば、耐熱ボウルに移し、電子レンジ(500w)に2分かけて、水分を飛ばすとなお、よい。

3 ボウルに卵を割り入れ、泡立て器で軽く溶き混ぜる。牛乳、塩、砂糖を加えて混ぜ、オリーブ油を注いで、さらに混ぜる。強力粉をふり入れ、滑らかになるまでかき混ぜる。2のカリフラワーを入れて、全体を大きく混ぜる。

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4 Aでグリーンソースをつくる。香菜は細かく刻み、小器に入れて他の材料と混ぜ合わせる。

5 フッ素樹脂加工のフライパンを弱火にかけ、3の生地を1/4量ずつ、2枚分、丸く注ぎ広げる(フライパンのサイズに応じて、大きさ、一度に焼く枚数を調整すればオーケー)。

底面に、軽く色づく程度の焼き目がついたら裏返し、もう片面も同じように焼く。これを繰り返す。器に盛り、グリーンソースを添える。でき上がり。

★次回は、12/8更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。所用で、北風の中、早朝の街を急ぎ足で発つこと度々。日毎に色づく樹々、鋭さを増す冷気に、冬の装いも本格化。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。早、忘年会の誘いがちらほら。クリスマスを通り越して、おせちの注文。今年も最終コーナー。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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