ボトルに残った焼酎があったら 「ハニー・ジンジャーシロップ」に

冷え込む晩にぴったりの「ナイトキャップ」用シロップを焼酎で。しょうがとはちみつを用い、女性好みのスウィート仕立てにしてみました。

わが家は鹿児島と少々縁があるので、到来物の焼酎ボトルがちらほら。あいにく、僕はあまり焼酎を飲まないものですから、まずはご持参くださった本人と楽しむように、そばから開けてふるまいます。そのような次第で、開封済みのボトルが何本も、減らぬまま場所取りになっているので、何とかしようと、このところ、揚げ衣や蒸し物に出番をこしらえています。

春とは名のみ、朝晩の冷え込み厳しい昨今のこと、少量でおいしく、すぐに暖をとることができるドリンクはないものか……と考え付いたのが、ここでご紹介する焼酎入りシロップ。使用する分量はわずかですが、お湯割りにするシロップベースには、ドンピシャ!

今日は、独特の香り漂う、乙類の紅芋焼酎を使いました。焼酎の癖が気になる方は、甲類を選ぶとよいでしょう。

皮つきしょうがをたっぷりとスライスして、塩ひとつまみと、わずかな苦みを伴うエキゾティックなスパイス、クミンパウダー少々、はちみつを加え、焼酎を注ぎ混ぜます。ラップをかけ、冬場ならば台所の隅に置いて小1時間もするとしょうがが波打つようになってきます。さらに小1時間放っておくと、しょうがはもっと縮んでヒラヒラになり、色合いが濃くなります。

それをスプーンですくって、湯を注いだグラスにたらします。ほんのり白濁した、スパイシーな1杯をキュッと飲れば、瞬く間に体の中心に熱が生まれます。

さぁ、活動的に。あるいは、眠れない晩に。双方の手助けになるのもよいところです。

今年も、心身とも健康ですごして参りましょう。ぜひ、お試しください!

焼酎入りハニー・ジンジャーシロップ

材料(4~5回分/つくりやすい分量)
しょうが 約40g
焼酎(ここでは乙類の紅芋を使用。お好みで) 大さじ1
はちみつ 大さじ2+1/2
クミンパウダー 耳かきいっぱい程度
塩 少々  

1 しょうがは皮ごと、流水でよくこすり洗いして、薄切りにする。清潔なガラス瓶またはガラス器にすべての材料を合わせ、軽く混ぜてふたか、ラップをかぶせる。2時間以上、置く(夏季は冷蔵庫に入れる)。

2 1のシロップを耐熱のカップなどに取り分ける。薄切りしょうがをお好みで数枚加え、シロップ1に対して、湯5の割合で割る。湯を先に注ぐとよい。でき上がったシロップは、密封して冷蔵庫で2週間を目安に飲み切るとよい。

☆次回は、1/26更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。花を愛で、大いに笑い、いつもよりもちょっぴり贅沢な食卓を囲んで、穏やかな年明け。いざ!

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。◇住まう人々と共に、わが町もすっかり年を取り、お正月は妙な静けさに包まれて。元気なのはカラスばかり(>_<)。本年も宜しくお願い申し上げます。

このブログについて

鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

このブログの人々

高井美恵

ブログ最新記事