サワークリームをひとさじ+(プラス) 「かぶのポタージュ」で温まる

寒い朝、身体にエンジンをかけるのに好適な一杯です。

ベースは、かぶとねぎ。牛乳を使わずにサワークリームでコクをつけ、サラリと軽いスープに仕立てます。仕上げに辛みを加えると、ぐんと風味がアップします。

きめ細かい果肉、ほのかな甘さ。かぶのおいしさは、日本の冬の大事なお楽しみの1つですね。

わが家では洋風に煮たり、炒めたりが多いのですが、火が通りやすい野菜なので、大きな束で買った時などは丸ごとすりおろしてスープにします。

ちょうど去年の今頃も、あるイベントで、(ミルクを使った)かぶのポタージュをご披露する機会があり、好評を得ました。

ところが、ところがです。

今年に入って、公開されていたレシピを見て作ったというマダムから、「あれ、とてもおいしいのよネ。でも先生、かぶをすりおろすのが寒いのよ! 手がかじかんじゃって」、とのご意見が舞い込み、下記に記す「ハンドミキサー」利用バージョンをお届けする次第。

せっかくの消化酵素(アミラーゼ)をなるべく損なわないように、加熱は最小限にしたいところですが、厳寒の季節のこと、平鍋でかぶとねぎをサッと炒めてから、チキンブイヨンで柔らかくなるまで煮含めます。鍋中にハンドミキサーを直接入れて、滑らかになるまで回し、塩、こしょう、サワークリームをイン。これなら、手指が冷たくなりにくいでしょう?

アツアツをたっぷりと注いで、お好みの辛みスパイスをひとふり。かぶの甘さが一層感じられます。乳白色のポタージュに紅色がにじんで、色合いもきれい。

さあ、今日も1日、がんばりましょう。ぜひ、お試しください!

かぶとサワークリームのスープ

材料(2人分)
かぶ 小3コ(約150g)
ねぎ 1本(約30cm、40g前後)
バター 大さじ1
チキンブイヨン(顆粒) 小さじ1/2
塩 小さじ1/5
こしょう 少々
サワークリーム 大さじ1
赤とうがらし粉(または花ざんしょう粉) 少々

1 かぶは茎を切り落とし、実だけを使う。皮をむいて、ザク切りにする。ねぎは小口から刻む。葉を除き、多少青い部分が入っても構わない。

2 鍋を弱火にかけ、バターを溶かす。かぶとねぎを入れて色づかないように炒める。

かぶが透き通ってきたら、水400㎖とチキンブイヨンの素を加えて中火にする。ひと煮立ちしたら、再び火を弱め、約15分煮る。アクが浮いてくるようならば、すくう。

3 火を止めて、ハンドミキサーでなめらかになるまでつぶす。塩、こしょうをふり混ぜる。手早くサワークリームを加える。

器に盛り、好みで赤とうがらし粉などをふる。でき上がり。

★次回は、2/23更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。マイナス温度が並ぶ天気予報を横目に、ヒーターの真ん前で急いで身支度、飛び出す毎日。老いてますます活動的に?!

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。◇師匠と対照的に、年々、こたつと仲良しに。それにしても、冷えるこの頃です。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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