俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」(40)

2018年 5月3日 木曜日(旧暦3月18日)

【二十四節気】 穀雨(こくう) 2018年4月20日~5月4日

【七十二候】 牡丹華(ぼたんはなさく)2018年4月30日~5月4日

牡丹が咲き始めるころ。

 

春惜しむ(はるおしむ)

春が終わってしまうことを惜しむ気持ちを表す季語です。

春という美しい季節への感慨がこもります。

5月5日は立夏。暦のうえでは夏がはじまります。

 

パンにバタたつぷりつけて春惜しむ  久保田万太郎

 

春の終わりの季節感と、つややかなバターがぴったりです。

「バター」ではなく「バタ」という表記もクラシックでお洒落に感じます。

久保田万太郎は1889年生まれ。大正から昭和にかけて活躍しました。

今読んでも新鮮な一句です。

暦について

新暦(太陽暦)は地球が太陽の周りを一周する期間を一年と設定しているのに対して、旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠け(朔望月・約二十九.五日)によって一か月を決め、その十二か月分を一年(三百五十四日〈純粋な太陰暦〉。新暦の一年より十一日ほど短くなる)と設定し、約三年に一度は閏月を入れる(例えば五月と閏五月のように同じ月二度繰り返す)ことで、一年の長さのずれを調整しています。

二十四節気・七十二候について

地球が太陽の周りを一周する一年を、古くは冬至を起点(近世からは春分を起点)として二十四等分したものが二十四節気です。

 

著者 俳人・田口茉於&NHK俳句編集部

 

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俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」

俳句作りのポイントは季語(季節の言葉)と五七五のリズム。今日つかいたい季語に出合ったら一句詠んでみませんか。

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