しょうゆ以外でもおいしい 「かつおの即席マリネ」サラダ風

シャキシャキとした歯ごたえのフレッシュな豆苗とカツオの組み合わせが新鮮な、時短メニューをご紹介します。

ポイントはしょうゆを使わないこと! 塩とごま油で味を調えます。

かつおとくれば、味つけはしょうゆベース、とほぼ相場は決まっていますが、どっこいそうでなくともとてもおいしく、いただけます。

塩、こしょう、おろしにんにくを、カツオのさくの周囲に手早くまぶしつけ、冷蔵庫で約5分。

余裕があれば、さらにしっかりと冷やします。

合わせるのは豆苗(トウミョウ)。エンドウの若芽です。以前は、出回る季節が限られていましたが、今は栽培法が変わり、通年、手に入るようになっています。爽やかな見た目に反して、緑黄色野菜並みの栄養価を持ち、特にβカロテンはほうれんそうを上回るほど。ビタミンEやK、葉酸も多く含むそうです。

この二つの素材をそれぞれ切り、盛り合わせれば、もう9割方、完成。

あとは、コクと香りを与えるナッツとごま油の準備にかかります。

準備と言っても、ナッツはごく細かく刻むだけ。義歯の方は、すり鉢ですってください。歯に自信があるなら、砕く方が香りも口当たりも豊かに仕上がります。

ナッツの種類はお好みで構いません。今日はくるみとピーナッツを使って、よくすり混ぜました。

最後に、十分に熱したごま油をカツオの上からチュッと注ぎかければ、でき上がり。

緑と赤のコントラストも美しい、一皿になりました。

ね? 塩味もイケるでしょ?

ぜひ、お試しください!

かつおの即席マリネ 豆苗とナッツのソース

材料(2人分)
かつお(刺身用・さく) 150g(信頼のおけるお店で、鮮度のよいものを)
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
おろしにんにく 2/3かけ分
豆苗 30〜40g
くるみ・ピーナッツ 各少々
ごま油 小さじ2

1 カツオはさくのまま、三面に手早く塩、コショウをふり、おろしにんにくをまぶしつける。

平皿かバットに移し、ラップで軽くおおい、冷蔵庫に入れてよく冷やす。

2 豆苗は根元を切り落とし、半分の長さに切る。冷水に放し、サラダスピナーで水けをよくきる。

3 くるみとピーナッツは、すり鉢でするか、細かく刻む。

4 小鍋にごま油を注ぎ、弱火にかけて十分に熱する。

油を熱する間に、1のカツオを厚めに切り、器に盛る。中央に豆苗をのせ、3のナッツをふりかける。熱いごま油を回しかける。でき上がり。

★次回は、6/22更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。先日発売の、「2300万人が選んだ みんなのきょうの料理 ベスト100レシピ」(NHK出版)にも、レシピ掲載あり。長年、無防備ですごしてきた夏だが、ここ最近は紫外線対策を各種、実施中。冷たいドリンクも意識的に飲むようになりました。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。◇今夏は猛暑が予想されるとか。早くも、朝からアイスクリームを食べる生活で、先が思いやられマス。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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