濃厚ピーナッツだれが主役!! インドネシア風に焼き鳥を食す

口当たりのよい、冷たいおかずばかり好んで食べて過ごしたここふた月。そろそろ身体の立て直しにかからねば、いけません。

混ぜるだけの甘だれでいただく、シンプルな鶏のグリルでパワーアップ!

アジア料理がお好きな方なら、「サテ」と呼ばれる串焼き肉をご存知でしょう。鶏、豚、牛とお国によって肉はまちまち、魚介類の「サテ」もありますね。

その多くは下味をからませてから焼き、さらにたれをたっぷりとかけていただきます。

たれの代表格は「ピーナッツだれ」。ドカンと甘く、スパイシーな味わいがくせになる、それだけで1品分になるような、ボリューミーなたれです。

外食で楽しむのは別として、普段の僕なら鼻から「重すぎる! しかも肉に!!」と脇によける種のたれなのですが、うちの番頭、小鮫が夏バテ著しく、あの肉好きが鶏肉すら遠慮する有り様を見て、冒頭のパワーアップひと皿として僕流のレシピを考案してみました。

ブレンドするのは、チャンクタイプのピーナッツバターとおろしにんにく、おろしたまねぎ、レモン果汁。一味とうがたしも少々加え、あとは砂糖と塩でバランスをとります。これらを、ただ混ぜ合わせるだけ。使うピーナッツバターによって、油分の差があるので、硬いようなら水で溶きのばしてください。

歯に自信のない方は、粒々のないピーナッツバターがお勧めです。

本場インドネシアやタイでは、串焼き肉自体もいわゆる甘辛味が大半と見受けます。

しかし、そこは僕流に薄味で。塩、こしょうがうっすらと感じられる程度に抑えます。

今日は、意識的にカロリーを摂ろうと、鶏もも肉を選択しています。もっとさっぱりと食べたければ、むね肉がよいでしょう。

このたれ、生野菜との相性も抜群! 写真のきゅうりを始め、野菜スティックやちぎっ生キャベツが、山盛り食べられマス!

ぜひ、お試しください。

インドネシア風焼き鳥

材料(2人分)
鶏もも肉(から揚げ用等) 約200g(お好みで、同量のむね肉でもよい)
きゅうり 適宜
A(鶏肉の下味)
塩・こしょう 各少々
酒 小さじ1
B(ピーナッツソース)
ピーナッツバター(無糖) 大さじ3
砂糖 小さじ1
おろしにんにく 1かけ分
おろしたまねぎ 小さじ2
レモン汁 大さじ1
一味とうがらし 少々
塩 ひとつまみ

☆あれば、串2本

1 鶏肉は、黄色い脂肪を取り除き、ひと口大にする。Aの塩とこしょうをふりまぶし、ジッパー付きビニール袋等に入れて、酒を加え、袋の上から軽くもんで冷蔵庫で30分ほどおく。

2 その間にピーナッツだれをつくる。Aの材料をボウルに合わせ、よく練り混ぜる。

使用するピーナッツバターによって、油の多少が変わるので、硬いようならば水(できればミネラルウォーター)小さじ2程度を加えて溶きのばす。

3 きゅうりは両端を切り落とし、ピーラーで薄く縦にスライスする。冷水に放し、サラダスピナーにかけて水けをよく切る(サラダスピナーがなければざるに上げる)。冷蔵庫に入れて冷やし、パリッとさせる。

4 1の鶏肉の水けをキッチンペーパーで軽くぬぐい、串に刺す。グリルで余分な脂を落としながら、軽く焼き目がつく程度に焼き上げる。器に3のきゅうりをリボン状にしたもの(後方を楊枝で止める)と盛り合わせ、ピーナッツだれを添える。でき上がり。

★次回は、9/7更新の予定です。

●鮫島正樹(さめじま・まさき)
料理家、メニュー開発コンサルタント。故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピを、作る楽しみとともに発信。近年は自らの暮らしと照らして、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。著書に「魅惑の欧風菓子」(主婦と生活社)、「食べてきれいになる137レシピ」、「三ッ星サラダBOOK」(ともに世界文化社)ほか。発売中の、「2300万人が選んだ みんなのきょうの料理 ベスト100レシピ」(NHK出版)にも、鶏肉レシピがランクイン。◇誰もが、思う以上に疲労を重ねた今夏。健康を過信せず、去年より今年、昨日より今日。
よりよく食べて、よりよく生きる。

◇小鮫(こさめ)
鮫島スタジオを取り仕切る、古参の助手。師匠にも、容赦ない毒舌を浴びせること度々。無類の甘党。日暮れが早まり、猛烈な夏もようやく「幕」の気配。心身のダメージが出るのはこれから。ご用心、ご用心。

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鮫島式 シニアごはん

料理研究家の鮫島正樹さんが、ふだんの食生活とレシピを公開します。

ブログ著者

鮫島正樹

(さめじま・まさき)料理家、メニュー開発コンサルタント。1951年生まれ。
故・入江麻木氏に師事、ヨーロッパ家庭料理と伝統菓子を学ぶ。
1983年に独立、「フード アート アンド デザイン シィ」を立ち上げる。
以降、NHK「きょうの料理」講師をはじめ、
欧風家庭料理をベースとした健康派のレシピ、作る楽しみを発信している。
近年は特に、中高年のための食卓提案に力を注いでいる。無類のワイン好き。

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