俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」(49)

2019年 1月10日 木曜日(旧暦12月5日)

【二十四節気】 小寒(しょうかん) 2019年1月6日~19日

【七十二候】 水泉動(しみずあたたかをふくむ)2019年1月10日~14日

凍っていた泉が動き始めるころ。

 

冬帽子(ふゆぼうし)

1月6日は小寒。この日から節分までを「寒の内」といいます。寒さが厳しいこの時期は、ダウンジャケットやコート、マフラー、手袋など様々な防寒具を身につけますね。コート、マフラー、手袋も冬の季語です。冬に被る帽子を冬帽子、夏にかぶるものを夏帽子といい、どちらも季語となっています。

 

 

公園の子のことごとく冬帽子   堀切克洋(ほりきりかつひろ)

 

 

自分の子どもを持ってみると、今まで見えていなかった他の子どもの様子も目に入ってくるようになります。ことごとく冬帽子をかぶっている小さな子どもたち。どの子もその世話をする大人たちがかぶせたものです。あたたかな格好は、その子たちが受ける愛情のかたちのようです。子どもとは、こんなにも大切に育てられることに、改めて気付いたのかもしれません。

 

暦について

新暦(太陽暦)は地球が太陽の周りを一周する期間を一年と設定しているのに対して、旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠け(朔望月・約二十九.五日)によって一か月を決め、その十二か月分を一年(三百五十四日〈純粋な太陰暦〉。新暦の一年より十一日ほど短くなる)と設定し、約三年に一度は閏月を入れる(例えば五月と閏五月のように同じ月二度繰り返す)ことで、一年の長さのずれを調整しています。

二十四節気・七十二候について

地球が太陽の周りを一周する一年を、古くは冬至を起点(近世からは春分を起点)として二十四等分したものが二十四節気です。

さらに一節気を三等分したものが七十二候です。(一節気は約十五日、一候は約五日)。それぞれにはその時候を表す名称、自然事象に託した言葉がつけられています。

 

著者 俳人・田口茉於&NHK俳句編集部

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俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」

俳句作りのポイントは季語(季節の言葉)と五七五のリズム。今日つかいたい季語に出合ったら一句詠んでみませんか。

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