俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」(52)

2019年1月30日

 

「春待つ(はるまつ)」

 

まもなく訪れる春を心待ちにすること。

二月四日の立春まであと少し。厳しい寒さは続きますが、冬の終わりも近づいています。住む地方によって、春を待つ気持ちの切実さは違うのかもしれませんが、この季語を使うと春を待つ気持ちがふくらんできそうです。

「待春(たいしゅん)」「春を待つ」ともいいます。

 

少年を枝にとまらせ春待つ木   西東三鬼

(しょうねんをえだにとまらせはるまつき さいとうさんき)

 

大木が、枝に腰かけた少年と共に春を待つ情景が目に浮かびます。まるで小鳥のような少年が軽やかで魅力的です。

 

2019年 1月30日 水曜日(旧暦12月25日)

【二十四節気】 大寒(だいかん) 2019年1月20日~2月3日

寒さがもっとも厳しいころ

【七十二候】 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)2019年1月30日~2月3日

にわとりが卵を産み始めるころ

暦について

新暦(太陽暦)は地球が太陽の周りを一周する期間を一年と設定しているのに対して、旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠け(朔望月・約二十九.五日)によって一か月を決め、その十二か月分を一年(三百五十四日〈純粋な太陰暦〉。新暦の一年より十一日ほど短くなる)と設定し、約三年に一度は閏月を入れる(例えば五月と閏五月のように同じ月二度繰り返す)ことで、一年の長さのずれを調整しています。

二十四節気・七十二候について

地球が太陽の周りを一周する一年を、古くは冬至を起点(近世からは春分を起点)として二十四等分したものが二十四節気です。さらに一節気を三等分したものが七十二候です。(一節気は約十五日、一候は約五日)。それぞれにはその時候を表す名称、自然事象に託した言葉がつけられています。

 

著者 俳人・田口茉於&NHK俳句編集部

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俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」

俳句作りのポイントは季語(季節の言葉)と五七五のリズム。今日つかいたい季語に出合ったら一句詠んでみませんか。

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