俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」(57)

2019年3月13日

 

「囀(さえずり)」

 

春になり繁殖期を迎えた鳥たちの鳴く声を「囀」といいます。囀を聞くと、春が来たことを実感します。もっとも春らしい季語のひとつといえるかもしれません。いよいよ春らしい季節の到来です。

 

囀や絶えず二三羽こぼれ飛び   高浜虚子

(さえずりやたえずにさんばこぼれとび たかはまきょし)

 

「こぼれ飛び」が見事で、春の鳥の情景があざやかに目の前に立ちあがります。自然の多い場所に行かなくても、緑の多い公園や、住宅街のなかでも囀を聞くことができます。

 

2019年 3月13日 水曜日(旧暦2月7日)

【二十四節気】 啓蟄(けいちつ) 2019年3月6日~3月20日

土に籠っていた虫が出てくるころ

【七十二候】 桃始笑(ももはじめてさく)2019年3月11日~15日

桃の花が咲き始めるころ

暦について

新暦(太陽暦)は地球が太陽の周りを一周する期間を一年と設定しているのに対して、旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠け(朔望月・約二十九.五日)によって一か月を決め、その十二か月分を一年(三百五十四日〈純粋な太陰暦〉。新暦の一年より十一日ほど短くなる)と設定し、約三年に一度は閏月を入れる(例えば五月と閏五月のように同じ月二度繰り返す)ことで、一年の長さのずれを調整しています。

二十四節気・七十二候について

地球が太陽の周りを一周する一年を、古くは冬至を起点(近世からは春分を起点)として二十四等分したものが二十四節気です。

さらに一節気を三等分したものが七十二候です。(一節気は約十五日、一候は約五日)。それぞれにはその時候を表す名称、自然事象に託した言葉がつけられています。

 

著者 俳人・田口茉於&NHK俳句編集部

撮影:板野賢治

 

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俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」

俳句作りのポイントは季語(季節の言葉)と五七五のリズム。今日つかいたい季語に出合ったら一句詠んでみませんか。

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