俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」(59)

2019年3月30日

 

「桜(さくら)」

 

日本の国花、桜。自生種、園芸種をふくめ多くの種類がありますが、ソメイヨシノが代表的。「朝桜」「夕桜」「夜桜」などの季語もあります。

さまざまの事おもひ出す桜かな  芭蕉

毎年訪れる桜の季節、今年は何を思って見上げますか。

 

ゆふざくら膝をくづしてくれぬひと   髙柳克弘

(ゆうざくらひざをくずしてくれぬひと たかやなぎかつひろ)

 

恋の気配が漂うような一句。夜桜ではなく、夕桜のうすい闇が美しいです。

「膝」のほかはすべて平仮名で書かれていて、やわらかな印象。

目の前の人はどんな人でしょうか。想像すると、いろいろなストーリーも生まれそうです。

 

2019年 3月30日 土曜日(旧暦2月24日)

【二十四節気】 春分(しゅんぶん) 2019年3月21日~4月4日

昼夜の長さがほぼ等しくなる

【七十二候】 桜始開(さくらはじめてひらく)2019年3月26日~3月30日

雷鳴がとどろき始めるころ

 

暦について

新暦(太陽暦)は地球が太陽の周りを一周する期間を一年と設定しているのに対して、旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠け(朔望月・約二十九.五日)によって一か月を決め、その十二か月分を一年(三百五十四日〈純粋な太陰暦〉。新暦の一年より十一日ほど短くなる)と設定し、約三年に一度は閏月を入れる(例えば五月と閏五月のように同じ月二度繰り返す)ことで、一年の長さのずれを調整しています。

二十四節気・七十二候について

地球が太陽の周りを一周する一年を、古くは冬至を起点(近世からは春分を起点)として二十四等分したものが二十四節気です。

さらに一節気を三等分したものが七十二候です。(一節気は約十五日、一候は約五日)。それぞれにはその時候を表す名称、自然事象に託した言葉がつけられています。

 

著者 俳人・田口茉於&NHK俳句編集部

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俳句をつくろう!「今日つかいたい季語」

俳句作りのポイントは季語(季節の言葉)と五七五のリズム。今日つかいたい季語に出合ったら一句詠んでみませんか。

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